4月末、体調不良により目標の西穂高岳独標までも行けなかったので、リベンジ登山を決行した。
その時のメンバーで、と思っていたが会外2名は都合がつかず2人となった。
山中で一泊出来そうなので奥穂高岳まで行く予定に。
地図を見るといかにも危険そうなマークがたくさん付いている。大丈夫だろうか…

1日目 天気良く風もない山日和。仮眠2時間だったので前回の反省も含めアルコール抜きだった為か足取り軽く快調。
しかし荷物も重く少しずつ遅くなり独標に着くまでには足がつりだしてしまう。
まだまだ先が長いのに情けない。
結局早い段階でコンドルに重い荷を持ってもらう事に…いつもいつもすみません…

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何度も休憩しながら奥穂高岳へと進んでいく。が、やはり早く進めずジャンダルムを越える頃17時近くに。
「空身で行って。2人分運ぶから」
穂高山荘までスーパーマンが現れた。。。

2日目はのんびり起き出発。順調に下山した。

私のような初心者があのルートに行けたのはパートナーあっての事。
ジャンダルムも馬の背もロバの耳もいったい何処がそう呼ばれた所だったのかわからなかったが、 不思議と全く怖く無かったのは、信頼しているからだろうと思った。
岩あり鎖ありスリリングで楽しいルートでした。
いつもいつもありがとうございます。

また来年には自力でリベンジです。

記:やす



大峰 上多古川(沢登り)
 
日にち:10月29日~30日
メンバー:波多野 会員外1名
 
10月29日
林道終点から約500m手前駐車場(発9:30)~上多古川(遡行)~阿古滝上部(泊)(着15:00)
 
10月30日
阿古滝上部(発8:00)~登山道(下降)~林道終点から約500m手前駐車場(着12:30)
 
 
林道終点まで車で入ろうとしたが、道が荒れて来たので無理せず引き返して
作業小屋近くの広場に車を止める。
時間は2時を過ぎていたが軽くお酒を飲んで朝を迎える。
 
林道終点から入渓すると、早々に大小の滝が出て来た。
直登不可能な滝がほとんど(登る気なく、技術もなく、道具も無い)なので、高巻きの連続となる。
一つの滝を巻き終わり、落ち口に立って上流を眺めたら次の滝が現れる。
この繰り返しと言っても過言ではないほど滝の連続だ。
高巻いて川床に下りることが面倒になって来たので、沢側斜面に付いているケモノ道を利用して
トラバースを続ける戦法に切り替える。
こうなって来ると遡行と言うよりは滝見登山だ。
 
それでも15mを超える滝が出て来ると、いったん川床に下りてルートファインデイングしなくてはいけなくなり、高巻きの始まりとなる。
両岸が岩で切り立っているので、弱点をついてのルート取りとなり油断は出来ない。
葉っぱが詰まったガリーの登りや、泥壁・岩場のトラバースなどは気を使う、
最後の阿古滝の高巻きも冷や冷やものであった。
この沢は初級との情報もあるが、僕にはそうは感じなかった。
ただ単に自分がヘボいだけか!?
 
阿古滝を越えると今までの渓相とは一変して、誰かが手入れしているかの様に、
回り一帯下草は生えておらず、日本庭園の様なところである。
ここで焚き火をして酒を飲んで、過ごせた時間は良かった。
 
僕が前日の遡行で捻挫したこともあり、上部遡行は断念して登山道を使って下山開始を試みる。
しかし、最初から登山道が見つからない。
阿古滝上部を右往左往すること1時間弱、ようやく登山道を見つけて安心して下山を開始するが、
道が悪い上に不明瞭である。
2時間位で駐車場に着くだろうと高をくくっていたが、道に迷ったことも有り4時間半も掛かっての
下山となった。
 
今回の沢では、数え切れないほどの滝見物と、別天地での幕営が出来て良かったです。

鑓温泉から鑓ケ岳と杓子岳を越えて大雪渓を下りてくるつもりでしたが、大雪渓は通行止め。止む無く杓子岳までのピストンです。天候は穏やか過ぎて逆に怖いくらい。十分楽しんできました。紅葉は麓の猿倉が見ごろでした。それより上は終わりかけ。野営は鑓温泉跡地。快晴無風で冷んやりと冷え込んでいく夜を、硫黄泉に浸かりながらしんみりと味わいました。満月の夜でした。



10月15日13:50猿倉

金曜の夜はバッチリ眠り、翌朝8時にのんびり出発。で、食料仕込んで猿倉の駐車場に着いたのは2時ちょっと前。今日は鑓温泉でテン泊だ。意気揚々と歩き出す。


歩き始めは小日向山の北斜面。向かいの栂池は今が見頃の紅葉全開。



小日向山の尾根を越えると風景が一変。目の前には荒涼として荒々しい、鑓ケ岳から唐松岳への尾根線が聳える。


日が山の向こうに隠れた後の誰もいない山道は、静まりかえって寂寞とする。それでも歩く程に変わる風景が、小説を読むかのように先を急がせる。で、この小説はハッピー・エンド。遠くに見える湯けむりが保証する。



10月15日17:10鑓温泉
鑓温泉に着くと、笑顔しか見当たらない。風呂に浸かる人、風呂から上がった人、呑みながら語る人。そそくさとテントを張って、早速湯に浸かる。標高2,000m弱のこの温泉のちょっと上には初雪がうっすらと残る。風はない。日が暮れるにつれしんみりと冷え込んでいく秋の夜には、湯の花が舞いながら ドバドバ流れる硫黄泉が気持ち良い。満月の夜だった。


10月16日05:00鑓温泉
翌朝はご来光を拝んだ後、またのんびりと朝風呂三昧。それからおもむろに朝食を取って、さてどうしよう。大雪渓が雪不足により通行止めだから登って行っても猿倉には帰られない。だからと言って、こんな気持ちの良い日にこのまま引き返すのはあり得ない。まずは天気良いからテント干そう。その間歩いてくることにする。。


10月16日08:00鑓温泉発
さてと、ここから。昨日は進む程に変わる風景にワクワクしながら先を急いだ。今日は急登も助けてゆっくりと登る。ちょうど老画家の絵を一服ずつ楽しむかのように。今日の昼にはこの老画家が筆を置く、最期にして最高の傑作を眺めることになる。大事に歩かないと。。


10月16日10:45白馬鑓ケ岳
風のない、穏やかな山頂。遠く富士山まで見えた。もう少し歩こう。


10月16日11:30杓子岳
杓子岳を目指して歩き始め、見えなかったキレットを見下ろしてゲンナリする。気をとりなおしてまた歩き出し、山頂でお昼ごはん。白馬も近そうに見えるが、キリがない。次の機会に取っておいて、今日はここから引き返すことにした。


10月16日15:00鑓温泉発
鑓温泉に戻って干しておいたテントを撤収。テン場にはもう誰もいない。祭の終わった無人の湯船を後にする。

10月16日17:30猿倉着
そう言えば鑓温泉から猿倉までは6キロあるのを忘れてた。途中日が暮れたけど、ヘッ電を出す前に駐車場へとたどり着く。最後の一台。最後に来て最後に帰る。まあ最後に来たんだから、帰るのも最後。素晴らしいコースだった。

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