北アルプス:猿倉~白馬~朝日岳~親不知

日にち:7月30日

メンバー ハヤブサ グリズリー   (記)コンドル 他5名

 

第6回目のカモシカ山行に行って来たので報告します。



猿倉(発7/30 2:35)~親不知(着7/30 22:26) 所要時間19時間51分



仕事終わって即スタート地点の猿倉に集合し、睡眠ゼロのまま出発する。

軽量・速攻でのスタイルではあるが、流行りのトレランでは無い。

「カモシカ」の名の通り我々は群れて行動するのである。

しかし気負った若い雄シカ達は、白馬の大雪渓を駆け上がって行く。

そして白馬の山小屋で皆の到着を待つ。


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白馬岳の山頂から駆け下っては、雪倉岳・朝日岳などのポイントで皆の到着を待つ。
 

この無駄に体力を消耗するやり方で、後半バテて来るメンバーが現れる。

また、古傷を悪化させてしまったり、転倒して膝を痛めたりして、手負いの仲間が出て来た。
ここまで来たら引き返すこともエスケープも大変である。痛み止めの薬を飲んで騙しだまし歩みを進めてもらう。
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犬ヶ岳から白鳥山までのアップダウンは、本当にきつかった。




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暗闇の中を、鮭の様に日本海を目指して下る。
海岸沿いの国道を走る車の音が聞こえるが、なかなか着かない。気だけが早まってしまう。
この時僕は、今回を最後にカモシカ山行は引退しようと決めた。
ようやく親不知観光ホテルの明かりが見えて到着することが出来た。

ホテルでビールを人数分買い込み、海岸に下りて日本海を見ながら細やかな打ち上げを行う。

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星空ビバークして、始発の電車に乗って帰りました。
少し落ち着いたら来年もカモシカやって見たくなりました。



 


 


 

8/5 上高地16:30~明神館~ひょうたん池手前19:30

8/6 ひょうたん池手前7:00~明神東稜~第1階段(3ピッチ)~小ピーク~らくだのコル~バットレス(3ピッチ)~明神岳15:00
8/7 明神岳6:00~前穂高岳~A沢下降~奥又白池~中畠新道〜パノラマコース~徳沢~上高地16:30

メンバー:鋼のリーダー、若きクライマー、元グリズリー、ハヤブサ(記)

当初、剱岳に行く予定であったが、雪渓の状態が悪いこと、天気が悪くなるとの予報から、行き先が明神岳に変更となった。天気予報は剱岳とは異なる別の場所の予報を見て判断していたことが後で発覚したのであった。ま~それもよしである。

1日目 ハヤブサは歩いていて、すぐに息があがっていた。他のメンバーについていくことができなかった。たぶん、先週末のかもしか山行での約20時間の激闘の疲れがとれていなかったのであった。それに加え、2日連続、名古屋での大雨による電車ダイヤの乱れによる帰宅難民になりかけたことによるダメージもあり、体の調子がいまひとつであった。歩きながら、明朝、体の調子が悪ければ、一人、上高地に下山しようと考えていた。

2日目 朝、体の調子は昨日より良くなっていた。本調子ではないが、天気が良い登山日和、目的地の明神岳もくっきりと見えた。これは、もう行くしかない。
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天気が良く、日差しが強く暑い日となった。たくさん汗をかき、喉が渇いた。喉が渇くも、このルートは水場が無かった。本日もビバーク予定のため、節水する必要があった。水を飲みたいけど、飲めない。砂漠の民は、こんなにも渇いた生活を毎日しているのだろうか。そんなことを考えながら、渇きに耐え、クライミングをした。

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こんなに渇いた登山は初めてだ。厳しい。厳しいなか、ようやく明神岳に登頂した。
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ここで力尽きた。早速、テントを張った。
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こんな絶景ポイントでの幕営は初めてだ。からからに渇いていたことも、忘れてしまっていた。
山の稜線、刻々と形を変える雲、色が次第に変化していく太陽、満天の星を眺め、ぜいたくな時間を過ごした。
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3日目 前穂高岳からA沢を下降し、奥又白池を目指した。この日も暑かった。A沢の下半部には雪渓が残っていて、雪を食べ、雪溶け水をペットボトルに入れた。前穂高北尾根を見ると、クライミングを楽しむパーティが見えた。松高ルートであろう。いつかは登ってみたいものだ。奥又白池に到着し、水場へ直行した。昨日の渇きも潤すため、水をがぶ飲みした。体は疲れていた。もう、よれよれであった。なんとか徳沢までたどり着き、ソフトクリームとファンタを体に流し込んだ。これで元気が出て、上高地バスセンターまで歩き切ることができた。しかし、雪渓の水、ソフトクリーム、ファンタのドーピングをしながら、歩き続けた体は限界に達していた。その後、数日間、下痢、嘔吐に悩まされるのであった。
体の調子を見極めることも大事なことだと再認識した。また、今度、剱岳に登れるように体を鍛え、練習しようと思う。

7月23日 沢渡(6:00)~上高地~岳沢(12:50)~コブ沢の偵察~岳沢(15:00)
7月24日 岳沢(3:20)~コブ沢雪渓取付~小ルンゼ取付~コブ尾根のコル~コブ(Ⅰ峰)の登攀~コブの頭(12:00)~天狗のコル~岳沢(15:40)~上高地(17:40)

メンバー:隊長夫婦、元グリズリーメンバー2名、ハヤブサ(記)

1日目、岳沢にテントを張り、コブ沢の偵察に行き、取付の確認をした。雪渓は例年の8月下旬の状態という話のとおり、雪渓は痩せていた。雪渓を登り取付の目の前まで行ってみると、パックリと取付まで約2mの落差があった。これは渡れない無理だと思ったが、隊長は行けると判断した。これをどうやって渡るのだろうか?不安と戸惑いの中、2日目に備えて、早々に就寝した。
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2日目、日の出前の暗い中、問題の取り付きに到着した。ピッケルを雪渓に差し込み、アイゼンの前爪を効かせて、取付へと次々へと渡るパーティのメンバーをハヤブサは、他のメンバーの立派な前爪を羨ましく見ながら、待機していた。ハヤブサは軽アイゼンであったが、なんとか、渡れた。脚が長くて、良かった~。
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取り付いたら、こっちのもの。天気が良いなか、気持のよい山歩きとなった。草付きを登り、花を眺め、眼前に広がる上高地や吊尾根の景色を堪能した。この場所からでないと見ることができない絶景の数々に息を飲んだ。
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コブの頭に向けて、クライミングシューズに履き替え、登攀を開始した。青空に向かって、気持のよいクライミングだった。
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そして、懸垂下降。
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天狗のコルから岳沢へと戻りました。雷鳥やおこじょとの出会いもあり、楽しい山行でした。
今回のパーティの隊長夫婦の言葉が、とても印象的でした。

「人は、がんばり続けなければならない。」
「それでよしとする。」

山に向かい続ける隊長夫婦に出会い、山を楽しむ元グリズリーメンバと交流し、
今回もまた、いい刺激をいただきました。

山行に混ぜていただき、ありがとうございました。

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