独りでこっそり練習がてら行こうと企んでた乗鞍岳の山スキー。
が、水曜日の歓送会でついうっかり口を滑らせ計画を同僚にバラす。
で、食いついてきたのが若干一名。でも、酔いに任せた約束は厳禁。
適当にはぐらかしてその場を逃れ、即帰宅。危ない危ない。

が、金曜日!わざわざやってきて、翌日の土曜日伊吹山に登るという。
うわー、可哀想!先週伊吹山末見たよ?雪無いよ?悲惨だよ?
でもそんな想いををグッと堪え、何とは無しに訊いてみる。誰と行く?
僕と目を合わせずに、何も言わず人差し指を一本だけ立てて見せる。
マヂかー。。・・・分かった。一緒に行こうか。・・・乗鞍に。。

というわけで、今週末のスキーは無し。大人しく歩くことにした。。


0900 休暇村乗鞍高原
とりあえずドン突きまで車で粘る。除雪限界は国民休暇村。
車を停めて歩き出す。まだアイゼンは要らないっしょ!歩こうよ。
が、コブコブのモーグル・コースはカチンコチンのアイス・バーン。
30分も経たないうちにアイゼンを出す。。

1200 肩の小屋下の公衆便所
相方、強し。。緩斜面でも急斜面でも全くペースが変わらない。
止まると次動きたくなくなる、という理由で全然止まろうとしない。
計画書には遠慮がちに位ヶ原を目的地としたが、
こりゃ間違いなく剣ヶ峰まで何の問題もなくいけそうだ。
となれば、取り敢えず止まって何か食べなくちゃ。。
社内での立ち位置を悪用して相方を強引に止める。メシ、食うぞ!

1330 剣ヶ峰
肩の小屋から見上げたときにはスッポリ雲に覆われていた山頂も、
着いてみれば雲は風に飛ばされて抜群の眺望。でも長居せずすぐ帰る。
何故なら、目出し帽忘れて顔が痛いから。。

1415 肩の小屋下の公衆便所
再び強権を発動して小休止。ここまで下りると風も止み、暖かい。
ゲレンデから肩の小屋までは基本ザラメ。ところどころカチンコチン。
肩の小屋から上は硬めのモナカ。時々砂のような硬いパウダー。
あの広い斜面を滑って楽しむ週末も、まだまだアリだと思います。

1600 休暇村乗鞍高原
肩の小屋下の公衆便所時点での下山予想、相方は17時。僕は17時半。
しゃべりながら下っても予想を一時間上回った。
相方は平日2回は13キロを走り、週末は20キロ走るランナーです。
走るとどうも強くなるようです。。

2016年2月11日
新潟 白鳥山 山スキー
ブナ(記)、ハヤブサ

白鳥山は北アルプス最北の、多分すごく地味な山。標高も1287mと、全然高くない。
それでもこの山の名前は去年からずっと気になっていたし、今年の大きな目標の一つ。
何故かって、それはこの山の形と位置に深い関係がある。

まず山頂付近の等高線は基本的に疎なので、全ての稜線を広く見渡せて眺望も効く。
その上日本海に最も近く、冬は偏西風の影響を強く受けるためにどーのこーので
要は冬場雪が深い。なので山頂付近の植生をすべて雪で覆い隠してくれる。
つまり、冬は雄大に広がる雪を頂いた稜線の向こうで日本海が間近に広がることになる。

そこへ出てくるのが我らが「日本海に向かって漕ぎ出すイメージ」マニアのハヤブサだ。
去年は火打ガラソノ沢源頭に挑戦するも、アプローチとなる県道の開通前に勇み足を踏み
結局除雪前の県道をスキー板履いて逡巡して帰ってくるという辛酸を舐めた。
なので、今年こそは大海原へドロップ・インするという積年の願いを叶えてみせる!
そんなグリズリー山スキー部の日本海ドロッパーズ、今年は目的を果たせるだろうか??


0830 入山
道中に北陸道から見た立山連峰の山影は白々しいまでに黒々していた。
路肩にも沿線の民家の屋根にも雪が見られない。沈黙。・・・ため息。
それでも入山地点に近づくにつれて雪が増えてきた。少なくともスキーはできそうだ。。

1100 標高881m地点の台地
入山点からは急斜面が続く。トレースを追いかけて高度を稼ぐ。
が、日の届かない北尾根の急斜面ではトレースが凍りついてシールが効かない。
途中からトレースを外れて未踏の雪原を再び登る。身体中から滝のように汗が流れた。
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1300 白鳥山山頂
881mの台地を越えると山容はなだらかになり、また植生もまばらとなり頂まで見渡せる。
快晴無風。あり得ない程の天候を満喫しながら最後の緩斜面を楽しみながらシール登高。
で、山頂。白鳥小屋の屋根からは文句なしの360度眺望。絶句。・・・素晴らしい。。
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1340 ドロップ・イン
雪稜の向こうで空と海とが青く重なる。さて、念願のドロップ・イン!

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1740 下山
楽しかったのは最初の数百メートルだけ。そこから下は粘着質の雪が板にまとわりつく。
途中コース取りをちょっと失敗したのもあり藪へ突入。急斜面のトラバースはキツかった。
去年の経験から、安易に板を担いでつぼ足やアイゼンで歩くと逆に時間がかかる。
なので今年は板を外さない!そう決心はしたものの、目の前に現れたのは雪の下の岩場。
諦めて板を外してスリングで確保したりしながらつぼ足で頑張る。500mを40分。苦行。。
ようやく目標とする尾根に出ても相変わらず藪が深い。長い板で藪の中を悪戦苦闘。
気がつけば太陽も向こうの尾根の陰に隠れた。念のためヘッド・ライトを準備しておく。

で、日暮れ前になんとか林道に到達。気がつけば額には傷。ゴーグルにはヒビ。
黒姫といい白鳥山といい、もう藪はたくさん!とは言え、下りてみるとやっぱり思う。
また行こう。。
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