7月23日 沢渡(6:00)~上高地~岳沢(12:50)~コブ沢の偵察~岳沢(15:00)
7月24日 岳沢(3:20)~コブ沢雪渓取付~小ルンゼ取付~コブ尾根のコル~コブ(Ⅰ峰)の登攀~コブの頭(12:00)~天狗のコル~岳沢(15:40)~上高地(17:40)

メンバー:隊長夫婦、元グリズリーメンバー2名、ハヤブサ(記)

1日目、岳沢にテントを張り、コブ沢の偵察に行き、取付の確認をした。雪渓は例年の8月下旬の状態という話のとおり、雪渓は痩せていた。雪渓を登り取付の目の前まで行ってみると、パックリと取付まで約2mの落差があった。これは渡れない無理だと思ったが、隊長は行けると判断した。これをどうやって渡るのだろうか?不安と戸惑いの中、2日目に備えて、早々に就寝した。
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2日目、日の出前の暗い中、問題の取り付きに到着した。ピッケルを雪渓に差し込み、アイゼンの前爪を効かせて、取付へと次々へと渡るパーティのメンバーをハヤブサは、他のメンバーの立派な前爪を羨ましく見ながら、待機していた。ハヤブサは軽アイゼンであったが、なんとか、渡れた。脚が長くて、良かった~。
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取り付いたら、こっちのもの。天気が良いなか、気持のよい山歩きとなった。草付きを登り、花を眺め、眼前に広がる上高地や吊尾根の景色を堪能した。この場所からでないと見ることができない絶景の数々に息を飲んだ。
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コブの頭に向けて、クライミングシューズに履き替え、登攀を開始した。青空に向かって、気持のよいクライミングだった。
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そして、懸垂下降。
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天狗のコルから岳沢へと戻りました。雷鳥やおこじょとの出会いもあり、楽しい山行でした。
今回のパーティの隊長夫婦の言葉が、とても印象的でした。

「人は、がんばり続けなければならない。」
「それでよしとする。」

山に向かい続ける隊長夫婦に出会い、山を楽しむ元グリズリーメンバと交流し、
今回もまた、いい刺激をいただきました。

山行に混ぜていただき、ありがとうございました。